デスクワークが多い仕事の人の職業病と言えば、肩こりや腰痛です。さらに、デスクワークの人は太りやすい傾向にあります。じっとしている状態は、健康になんのメリットももたらしません。長時間座っていることは体にとって大きな負担なのです。
猫背になってパソコンに向かっている人は多いと思いますが、これは姿勢を悪くするためにやっているようなもので、まずは座り方をチェックすることが大切です。
それでは、椅子に座っている間については、どのような事に気をつければいいのでしょうか。
- 1.水分をきちんと摂る
- 2.下半身を冷やさない
- 3.30分作業して10秒休む
- 4.足を組まない
- 5.耳を肩のラインを意識する
- 6.椅子に座ったまま何かをしない
- 7.アゴを前に出さないようにする
- 8.腰にクッションを置く
1.水分をきちんと摂る
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座りっぱなしだとむくみが気になって水分を摂らない方がいますが、水分を摂らないと水分代謝が悪くなって逆にむくみを酷くすることもあります。
ただし、冷たい飲み物は体や内臓を冷やすので、常温もしくは少し暖かい程度の物を飲む事をおすすめします。
2.下半身を冷やさない
オフィスで空調の風がちょうど当たる位置に机があると、辛い思いをすることがあります。
寒い時はもちろんですが、冷房も注意が必要ですし、冷房を使わないとしても、かいた汗が冷えて下半身を冷やしてしまうこともあります。その場合は、ひざ掛けをするといった工夫が大切です。
3.30分作業して10秒休む
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3時間デスクワークをして1時間休むよりも、30分作業して10秒休むようにしましょう。
パソコンに向かって作業している人ほど、何時間も同じ座り姿勢を続けてしまいがちです。そこで、効率的で効果的なのはちょこちょこ休憩をとることです。
数秒ほど小休止して首を回すなどすれば、血液循環がよくなり末梢神経まで血液が行きわたります。
4.足を組まない
座るときに足を組んだり、前に投げ出したりしないように気をつけてください。足を組む癖や足を投げ出す癖があるときは、足元に踏み台を置いて、そこに足を置くようにしましょう。
足を組んでいるときは体が傾いている状態になので、骨盤だけではなく、インナーマッスルもバランスが悪くなってしまう可能性があります。
5.耳を肩のラインを意識する
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座るときは両肩の位置が耳の延長線上にあるように、常に意識すると良いでしょう。肩甲骨を引き寄せた姿勢が理想的です。
自分の背が丸まらずに座れるように、キーボードの位置や椅子の高さを調節しましょう。
6.椅子に座ったまま何かをしない
イスに座ったまま足元の荷物を取ったり、ついしてしまいがちです。しかしその動作は腰に大きな負担がかかっています。
足元の荷物を座ったまま足で動かすことも同様です。この動作も腰に大きな負担をかけているのです。
7.アゴを前に出さないようにする
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猫背の人は自然とアゴが前に出てしまいます。すると猫背になり腰への負担がかかりやすくなって、肩こりの原因にもなります。顔はいつも正面、顎をひくイメージで作業をするように心がけてください。
あまり力を入れてアゴをひくと逆に肩こりや首こりを引き起こしますので、肩や背中に力が入らないように注意しましょう。
8.腰にクッションを置く
背中が丸まらないように、腰にクッションを置いてみましょう。背筋を伸ばすためのクッションもあるので、それを利用しても良いかもしれません。
座っているだけで自然と正しい座り方が身につきます。
以上、長時間のデスクワークでも疲れにくくなる座り方8つのポイント…でした。