日本の暑い夜は寝苦しいものです。眠れないまま気がつくと朝になっていた、という経験がある方も多いと思います。
快適に睡眠できるかどうかは、毎日の生活に関わってきます。ですが、費用をかけて冷房を高機能なものに新調したり、家を夏仕様にリフォームすることは現実的ではありません。
そこで、エアコンに頼らずにベッドルームを工夫して、暑い日本の夏の夜でも快眠することが出来る方法をご紹介します。
1.寝ござを使う
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寝ござはい草を編んだござで、発散性が高いために体温で温度が上がりにくく、なおかつ汗を吸ってくれるという大変な優れものです。
使っているベットマットが沈みこむタイプの場合は、ござが体の重みで沈んでしまい端が浮き上がってしまうので、大きなサイズの寝ござをマットを巻き込んだりするとよいでしょう。
2.照明をLEDに変える
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簡単にできておすすめなのが、ベッドルームの照明をLEDに変えることです。LED照明は点灯中の紫外線や赤外線がきわめて少なく、省エネで熱くならないという長所があります。
LEDの照明下では、人は涼しさを感じたりするだけでなく、実際に皮膚の温度が2度下がったという研究発表もあるそうです。
3.薄手の掛け布団を用意する
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夏仕様の薄手のかけ布団を用意しましょう。このとき、掛け布団の素材をチェックして、自分にあった暖かさの度合いのものをいくつか用意してみましょう。
リネンやコットン、タオル地などの素材は吸水性や発散性に優れているので、たくさん汗をかく夏の夜にぴったりの素材です。
4.寝室を青でコーディネートする
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ブルーは寒色といわれていて、温度感覚としての冷たさだけではなく、心理的効果も大きい色です。
青は鎮静力をもっているので、眠りに誘う寝室にはぴったりの色です。落ち着きをうながして、心身の回復力を高めてくれます。
ブルーをメインにして、オフホワイトやナチュラルカラーで柔らかなやさしい空間をつくってみましょう。
5.すのこベッドを活用する
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普通のマットレスでは、どうしても熱がこもってしまうので夏場は寝苦しくなりがちです。そんなときにすのこベッドを使うと、布団の下に敷くだけで湿気や熱を逃がしてくれて、気持ちよく眠ることができるかもしれません。
湿度の高い日本では、昔から押入れの湿気対策として、通気性の高いすのこが使われています。
一番涼しいところで寝る
自分の住まいであれば、必ずしも寝室で眠る必要はありません。ある調査によると、季節によって眠る場所を変えている人が、全体の4割もいるそうです。
また、寝室以外で眠る場所として最も多いのは、リビングだという結果が出ています。眠るまでリビングにいてエアコンを使っていたのであれば、そこが一番涼しいので理にかなっています。
一般的には南や西側の部屋より北や東側の部屋、また2階より1階が涼しく感じられると思います。一度寝てみて一番眠りすいところを、暑い季節の寝室としてはいかがでしょうか。