間違った敬語を使っていると 相手が不快に感じるばかりか、ビジネスも成功しなくなることもあります。
そこで、つい使ってしまって恥をかくことのないように、特に注意が必要な間違いがちなビジネス敬語をご紹介します。
間違いがちなビジネス敬語
× とんでもございません
○ とんでもないことでございます
「とんでもない」が1つの言葉なので、「ない」を「ございません」には置き換えることができません。「とんでもないことです」でもOKです。
× ~様でございますね
○ ~様でいらっしゃいますね
「ございます」は「ある」の丁寧語であって、尊敬語ではありません。また、通常は、「あちらに公園がございます」など物事に対して使う言葉です。
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× すみません
○ 申し訳ありません/恐れ入りますが
お詫びなら「申し訳ありません」、相手に頼みごとをするなら「恐れ入りますが」を使いましょう。「すみません」では気持ちは伝わりません。
× ご苦労さまです
○ お疲れさまです
「ご苦労さま」は目上の人が目下の人に使う表現です。
× よろしかったでしょうか
○ よろしいでしょうか
バイト敬語の「よろしかったでしょうか」は、自分の考えを相手に押し付けているようで、不快感を与えてしまうことがあります。
× お休みを頂いております
○ 休みをとっております
「お休みを頂いております」は、自社に対してへりくだる形になっています。社外の方へ休みを伝える時に、自社に対して敬語を使うべきではありません。
× ~になります
○ ~でございます
「~になる」という表現は、「~に成る」という場合以外には使わないようにしましょう。
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× ご利用できません
○ ご利用になれません
「利用」はお客様の行為なので、「できる」「できない」は失礼です。「ご利用になれます」もしくは「ご利用になれませんが…」を使いましょう。
× おっしゃられました
○ おっしゃいました
一見正しいように思いますが、「おっしゃられる」は「おっしゃる」と「られる」という二つの敬語を含んでいます。これは二重敬語といって誤った使い方なのです。
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× 了解しました
○ かしこまりました
仕事関係で、上司に使うことの多い言葉ですが、実は、間違った敬語です。こういうちょっとした敬語を、正しく使うだけで、出来る人間に見えます。