最近の研究により、ぶどうの持つパワーの凄さが明らかになってきています。ぶどうには美肌にも疲労回復にも良い成分が凝縮されていたのです。
ぶどうには、多くのポリフェノールが含まれていて、活性酸素を除去する抗酸化作用は有名ですが、若返り成分といわれる「レスベラトロール」が多く含まれていることがわかり、注目を集めているのです。
そこで、ぶどうの注目すべき健康効果や効果的な食べ方についてご紹介します。
ヨーロッパでは「畑のミルク」を呼ばれているぶどうを、ぜひ食べてみてください。
ぶどうの栄養価
ぶどうの主成分である糖質は、ブドウ糖と果糖で、その他にも酒石酸やクエン酸を含んでいます。また、ぶどうの果汁には、ビタミンB1・ビタミンCが含まれ、カリウム、カルシウム、リンなどのミネラルもあります。
ぶどうを季節のくだものとして生食すれば、カラダに良い効果をもたらします。
ぶどうをもっと食べたほうが良い理由
1.美肌に良い
ポリフェノールの宝庫と言われるブドウには、カテキンやアントシアニンといった様々なポリフェノールがたっぷり含まれています。
そして、若返り成分の「レスベラトロール」が入っていることで注目を集めています。これもポリフェノールの一種で、シミやシワの原因になる活性酸素を消してくれる優れものです。
2.疲労回復にも効果的
主成分であるブドウ糖は、体内に入ってすぐにエネルギー源となります。糖質は脳のエネルギーにもなるので、長時間パソコン作業をする人や、頭を使う仕事が多い人にもおすすめです。
仕事や家事の合間につまんだり、3時のおやつに食べると良いでしょう。
世界中で食べられている
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ヨーロッパでは『ぶどう療法』というものがあり、肝臓、腎臓などの病気の治療にぶどうが用いられてきました。腎臓結石や胆石、痛風、胃の疾患、下痢や便秘にもよいといわれています。
東洋医学でもぶどうは、利尿作用によりむくみを解消し、顔色を良くしたり、滋養強壮にも効果的とされています。
子供にも大人にもおすすめ
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干しブドウは糖分が多く、カロリーの高い食品ですので、子供のおやつに最適です。同時に鉄分も多く含むので、毎日適量を食べると、貧血の改善に効果があります。
貧血ぎみの大人の方は干しブドウだけでなく、食事のときに軽くぶどう酒を飲むと良いでしょう。食事前に飲めば食欲増進にもつながり、また肉類の消化を助ける効果もあります。
良いぶどうの選び方
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ぶどうを買うときのポイントは、粒が揃っていて皮に張りがあり、実がやや固めのものを選びます。粒が軸から落ちていたり、皮にしわがよっているものは避けましょう。
表面の白っぽい粉は、ブルームといって水分の蒸発を防ぎ、鮮度を保つ働きをするものなので、全体にまんべんなくついているものが良いでしょう。
効果的な食べ方
美肌に効くと言われる注目の成分「レスベラトロール」の効果を引き出すにために、皮ごと食べるのがおすすめです。
生のほか、レーズンなどもカルシウムやカリウム、鉄分などの栄養素が豊富に含まれているのでおすすめです。